FTXとは?
FTXは暗号資産のデリバティブ取引所の一つです。
FTXは2019年に誕生して以降、2021/08/13現在でのFTXでの1日の取引高は、世界的に有名な「Binance」、「Coinbase」、「Huobi」についで第4位と急成長を遂げている注目の取引所です。
2020年の10月にはAppleやTesla、Amazonなど、アメリカの大手企業とアリババなどの中国大手企業の株式をトークン化したことでも話題となりました。
FTXでは、先物取引などの従来のデリバティブ商品だけではなく、「レバレッジトークン」や「インデックストークン」、「株式トークン」など様々なトークン商品を取り扱っています。
また、2021年に入ってからFTXは企業規模を急速に拡大しており、今年度はおおよそ9億ドル(約1000億円)の資金調達に成功しています。
この資金調達の中にはソフトバンクグループも参加しており、今後の更なる規模拡大が見込まれます。
デリバティブ取引所とは?
ここで、デリバティブ取引所と聞いてあまりイメージが湧かない方も多いと思うので、デリバティブについて簡単に解説します。
デリバティブとは日本語で「金融派生商品」のことで、すでに「価値」基準があるものから派生されて作られた金融商品のことを言います。
「価値」があるとは、例えば株式や各国の通貨、暗号資産にはすでに価値が存在します。
これらを利用して、将来の商品価格を見越して取引を行う「先物取引」や「オプション取引」などがデリバティブに該当します。
FTXには多くのデリバティブ商品が存在し、取り扱うデリバティブ商品も日増しにその種類を増やしています。
国内での認可
FTXについては国内の取引所ではなく、海外の取引所です。
拠点はカリブ海東部の「アンティグア・バーブーダ」にあります。
現在、日本の金融庁からの認可を受けての運営は行っておりませんので、FTXを利用される際は様々なリスクを考慮した上でご自身の責任ご利用いただけるようご注意ください!
注目の取引所トークンFTT
FTTはFTXの取引所トークンとして、2019年7月に上場しました。
FTTトークンではICOは行われませんでしたが、初期のトークン購入者にはロックアップ期間が設定されており、2019年11月1日にはすべてのFTTトークンのロックアップが解除され、市場での取引が可能となりました。
FTTトークンの総発行枚数は350,000,000FTTと設定されており、毎週取引所からの買い上げとFTTトークンのバーンにより、日増しにその希少性を高くしています。
トークンのバーンは、発行元がトークンの一部を利用不可の状態にすることにより、トークンの供給量を減らして希少性を高めることを言います。
また、FTTは保有量ごとに以下のようにFTXの取引手数料が割引されます。
また、今後FTXの取引所を頻繁に利用される方はぜひ、FTTを保有して日々の取引手数料を抑えるようにしましょう。
FTTの価格
FTTの価格についてですが、2021/08/13現在で1FTTあたり¥5,837で推移しており、暗号資産市場における市場規模は28位です。
ここ最近は価格変動が激しく、1日で5%以上価格が変動することも多々ありますので、新たに購入される場合は注意が必要かもしれません。
しかし、現在のFTX自体の注目度と、FTTの価格上昇を見ると今後更に価格が大きく上がる可能性もあります。
FTXとFTTの今後について
FTXは、大規模な資金調達に成功したこともあり、今後の勢いは増していくことが見込まれます。
FTXの資金調達の目的について、FTXのCEOであるサム・バンクマン・フリード氏は「大手金融企業にAPIを通じて様々なサービスを提供していきたい」と述べています。
APIを他の企業が利用するということは、暗号資産を利用した決済や取引でFTXのプラットフォームが他の企業が利用することが見込まれます。
現在は暗号資産を中心とした一つの「取引所」という位置付けではありますが、今後はより広く暗号資産を中心とした金融プラットフォームを拡大させていくことが期待できるのではないでしょうか。
FTXについてのまとめとFTT購入方法
FTXについて、今後の展望とFTTや取引所自体の有用性についてもご理解いただけたのではないでしょうか。
暗号資産は今後さらに市場規模を広げ、その社会的地位を高めていくことが見込まれます。
新たなブロックチェーンプロジェクトが続々と登場する中で、今後それらを取り扱うFTXは市場優位性を徐々に高めていく可能性があります。
これを機に、もしFTXをより詳しく知ってみたいという方は是非、ご自身でも情報を取っていただきリスクを理解した上で実際にFTXを利用してみてはいかがでしょうか。
FTXの口座解説とFTTの購入に関しては以下に説明ページをご用意しまいたので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。