【初心者必見!】今更聞けない。イーサリアムとは?ビットコインとの違いも解説。
暗号資産投資を始めたばかりの方や、初心者の方はどのような暗号資産があり、どんな特性があるのか理解が及んでいない方も多いかと思います。
今回はそんな方々に向けて、代表的なアルトコインの一つであるイーサリアムについてビットコインとの比較も交えて解説します。
※ビットコイン以外の暗号資産のことをアルトコインと呼びます。
そもそも暗号資産(仮想通貨)とは?
暗号資産は、法律上はインターネット上で不特定多数とやり取りができる「財産的価値」とされています。
暗号資産は国や銀行などの第三者機関を介さずに、信頼性のある価値のやり取りができる仕組みが注目を集め、その存在は瞬く間に世界中に広まりました。
代表的な暗号資産にはビットコインやイーサリアムがあります。
暗号資産が一般の法定通貨である円やドルと違う点は、通貨自体の発行・管理する組織が基本的には無い点です。
一部の暗号資産は組織が発行枚数などを管理しているものもありますが、基本的に多くの暗号資産は発行上限を定め、その希少性から価値が落ちないような仕組みになっています。
こうした暗号資産の実現には「ブロックチェーン」が利用されており、ブロックチェーンの登場は今ある金融インフラの在り方を変えようとしています。
ブロックチェーンはシステム上で全ての取引を記録し、全ユーザーがその取引履歴を見ることができます。
また、取引履歴(ブロック)が鎖(チェーン)上に繋がれたように記録される特性があり、ユーザーはその取引履歴を全て見られるため、不正や改ざんを行うのは不可能と言われています。
このように、第三者を介さずとも信頼性のある取引ができることから、暗号資産は世界的に利用されるようになりました。
イーサリアムとビットコインの違い
ビットコインとイーサリアムに限らず、暗号資産にはそれぞれに特徴があります。
例を挙げると、車であればモノやヒトを運ぶ役割自体はどの車であっても変わらないと思います。しかし、メーカーやデザイン・シリーズごとに特徴があるように、暗号資産にもその種類ごとに特徴があります。
ビットコインは世界で最初の暗号資産として、現時点(2021年08月)でイーサリアムよりも高い知名度と人気を誇っています。
しかし、暗号資産としての性能はイーサリアムの方が高性能です。
暗号資産の価値は、車のブランドのようなもので、性能がいいからといってその価値が決まるわけではありません。
高級車はブランドに価値があり、購入者が希少性やデザインが好きで購入する分には価値を発揮すると思いますが、移動手段である車として、その実用性を考慮するとその性能はさほど高いとはいえません。
実際に、安価な移動手段としてのコストパフォーマンスの良い車はたくさん存在します。
これと同様のことが暗号資産にもあり、実際にイーサリアムは時間あたりに行える処理の回数がビットコインよりも多く、ネットワークを保持するための消費電力がビットコインよりも少なくて済むなど、あらゆる点でビットコインよりも優れています。
分散型アプリケーションプラットフォームとしてのイーサリアム
イーサリアムは暗号資産として、Bitcoinよりも性能面では優れていると先ほどお伝えしました。
しかし、ここで一点気をつけていただきたいのが、暗号資産のプロジェクトと実際に利用される暗号資産は分けて考えた方が良いという点です。
実際に、イーサリアム自体は「スマートコントラクト」という機能を備えた、ブロックチェーンを活用した分散型アプリケーションのプラットフォームであり、通貨ではありません。
今までのシステムやサービスでは、どこかの企業や組織が一括管理しているシステム上でアプリケーションが動作していました。
これを、イーサリアムは複数のコンピュータがアプリケーションを管理するような仕組みに変えて、分散してアプリケーションを管理できる仕組みをプラットフォームとして提供しています。
この、プラットフォームとしてのイーサリアム上で使われる暗号資産をEhter(イーサ)と呼び、投資家の多くはこのEhterの売買を行います。
現状、多くの投資家たちがイーサリアムのプロジェクトをEtherを買い求めてEtherの価格がこれまで高騰してきました。
これは、投資家たちが分散型プラットフォームとしての価値をイーサリアムに見出し、Etherがイーサリアム上で多く流通すると考えたからです。
一般的な通貨も、流通量が増えてその通貨を欲しい人が増えると、その価値が高騰してきます。
これと同様の現象が他の各暗号資産にも起こり、現在暗号資産は価値を高めています。
イーサリアムの今後の将来性
イーサリアムは以下において、今後の将来性が期待されています。
- スマートコントラクト機能
- DeFi
- NFT
イーサリアムが、分散型アプリケーションのプラットフォームであるということを先ほどお伝えしました。
では、実際にどのようなことができるのかをここでご説明します。
まず、イーサリアムはスマートコントラクトという機能で、複雑な取引や契約を自動的に行うことができます。
スマートコントラクトは、ブロックチェーンが改ざん不可能な点を利用して、第三者がいなくても取引が完了するシステムを可能にしました。
商品の買い手と売り手のどちらとも、過去の取引履歴を改ざんできないことで取引の正当性を証明できます。
このスマートコントラクトの機能を金融でも活用しようという動きが「DeFi」です。
DeFiは分散型金融システムと言われ、第三者が介入せずとも、金融商品の取引を可能にしようという試みです。
DeFiの誕生により、これまで第三者機関に支払っていた手数料が無くなり、ユーザー間で直接取引が可能になることが期待されます。
続いて、「NFT」についてですが、NFTは代替不能トークンと言われており、同じものが存在しません。
一般的なデジタルデータはコピーされてしまったら、それが本物かどうかの区別がつきません。
しかし、NFTを利用することで、デジタルデータと所有者情報を結びつけてブロックチェーンに記録します。
これにより、だれがそのデータの正当な保有者なのかが誰から見ても取引記録を見ればわかるようになります。
イーサリアムまとめ
イーサリアムは世界的に見て、今最も注目を集めている暗号資産プロジェクトと言っても過言ではありません。
暗号資産登場初期からイーサリアムのプロジェクトは発展を続けており、今もなおアップデートが進められています。
多くの開発者たちがイーサリアムのプロジェクトに参加し、多くの投資家たちがイーサリアムに投資しています。
今後もイーサリアムを利用したプラットフォームやシステムは利用者が増えていくことが見込まれるため、もしイーサリアムを購入してみたいと思った方はご自身で暗号資産投資について考えてみてください。
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是非参考にしていただければと思いますので、以下をご確認ください。