暗号資産(仮想通貨)投資のリスク管理方法解説!適切な投資と長期投資・積立投資について!
暗号資産投資について、抵抗がある方やリスクが大きいと考えている方も多いと思います。
今回はそんな方に向けて、暗号資産投資でのリスク管理方法と長期的に資産を増やす方法についてお伝えします。
今後資産を増やしたいという方は是非ご一読ください。
暗号資産投資のリスクとは?
暗号資産投資投資をする上で、知っておいて頂きたいのはリスクの種類です。
暗号資産に限らず、投資を行う上で最低限リスクを把握していないと思わぬところで痛手を被ることがあります。
まずは、どのようなリスクがあるのかを把握しましょう。
暗号資産投資のリスク
- 価格変動
- ウォレットのパスワード紛失
- 秘密鍵の紛失
- 取引所のハッキング・資産凍結
始めに、暗号資産は価格変動による資産減少のリスクが一般的な金融商品よりも高いです。
これには様々な要素が関係しますが、次々と新たな暗号資産が誕生しまだまだ市場が未成熟なことが大きく関係しています。
また、暗号資産は基本的には個人で暗号資産の管理を行うため、暗号資産を保管するためのウォレットやウォレットを管理するために必要なパスワード・秘密鍵をなくすと暗号資産の取引が行えなくなります。
従来の金融商品の場合は、銀行や証券会社が資産の管理を行なってくれることが主でしたが、暗号資産の場合は個人で適切に資産を管理できないといけないため注意が必要です。
こうしたリスクのほかにも、取引所がハッキング被害を受けた場合の資産凍結・盗難リスクが暗号資産投資にはついて回ります。
過去、暗号資産は取引所で盗難事件があった際には、個人の口座にあった暗号資産が凍結され、暫く暗号資産を動かせずに損失を被るといったこともありました。
これらのリスクはそれぞれ未然に防げるものではありますが、まずはこうしたリスクが暗号資産投資にはついて回るということを覚えておきましょう。
長期投資に必要な積立投資とドルコスト平均法という考え方
投資において、最も安定して資産を増やせるといわれている投資手法が「長期投資」です。
長期投資は、その名前の通り長期間で安定的に資産を増やします。
投資をした際の短期間の値動きを気にしなくていい点や、初心者でも始めやすく精神的に負担が少ないといった理由から、幅広い人におすすめの投資手法です。
また、長期投資は「複利」の恩恵を受けることができるため、長期的に投資を行う程にその収益率は増していきます。
複利効果は、世界的にも有名な物理学者であるアインシュタイン氏が「人類最大の発明」というほどです。
想定利回りを3%として、毎月積立金額を5万円とした場合、積立期間を20年とした場合のシミュレーションが下記になります。
この複利の恩恵を最も受けやすいのが長期積立投資であり、ドルコスト平均法という考え方に基づいて投資を行うことで、価格変動による投資リスクを抑えながら安定的に投資を行うことができます。
「ドルコスト平均法」は、毎月一定の金額を長期的に投資していく投資手法です。
最近では、暗号資産取引所で積立投資の設定を行うことができるようになったため、毎月の暗号資産投資額を決めて簡単にドルコスト平均法を用いた長期投資が可能となりました。
ドルコスト平均法を利用した長期投資のメリット
- 価格変動が大きい局面で安定した投資が可能
自分では判断できない「買い」である局面でも自動的に購入してくれるため、買い逃すことなく価格上昇したときに備えることができます。
-
平均購入価格が抑えられる
価格が安いときに多く購入し、価格が高いときには購入を控えられるので、価格変動が大きいほど平均購入価格が抑えられ安定した投資をすることができます。
- 初心者でも簡単に少額から始められる
自分の決めた金額で簡単に投資を続けることができます。
ドルコスト平均法を利用した長期投資のデメリット
- 収益性が低い
ドルコスト平均法は一定額をコツコツ積み立てるので、収益性が低くなってしまうところがデメリットです。
一括投資は一度にまとまった金額を投資できるため、右肩上がりな局面の場合はドルコスト平均法は収益性が低くなってしまいます。
- 機会損失がある
充分な余剰資産がある場合は、全額を投資に回すまでにかかる時間の機会損失が大きく、またマーケットや価格変動を見ながら優位な情報を探れば、同じ時間でより多くの資産を手に入れられる可能性もあります。
- 販売手数料が高い
積立の買い付けは取引所ではなく、販売所で行います。
販売所はすぐに約定できるというメリットと引き換えに、手数料が上乗せされるため大きな利益を狙う事は少し難しいです。
ドルコスト平均法で、投資をするのに向いている人は下記のような方になります。
- リスクをできるだけ避けたい
- 少額投資でコツコツと投資したい
- 投資の知識がまだ浅い
暗号資産投資に必要な投資マインドセット
投資を行う上では、投資を行う人のマインドセットが今後の投資結果を大きく左右すると言われています。
暗号資産投資を行う前に、最低限以下については意識的にマインドセットとして備えておくようにしましょう。
投資に必要なマインドセット
- 自身の判断で投資を行う
- 判断を間違えないように勉強する
- 長期的な観点から投資を行う
- 過去の損失に囚われない
まず始めに、投資を行う上での判断は全て自分で判断を行うようにしましょう。
投資においてはそれがどんな有益な情報であっても、「絶対」は存在しません。
その為、投資初心者の方の多くは他人からの情報をそのまま鵜呑みにしてしまい、考えなしにその通りに投資を行なってしまいがちです。
この場合、以降の投資で自分で判断して投資を行うことができず、投資の判断に必要な「投資基準」が自身の中で定まらないため自身で投資判断を下すことができません。
自身で投資判断を下せるようにするためにも、「投資基準」を明確に定めて自身の判断で投資が行えるように投資に備えましょう。
次に、投資判断を行う上で「知識」は重要です。
知識がない状態だと適切な投資判断ができず、多くの損失を被る可能性すらあります。
こうした事態を避けるために、日頃から投資に関する知識や情報を取れるようにしておきましょう。
また、投資を行う上では長期的な目線で投資を行い、過去の損失に囚われないというのも非常に大切です。
短い期間での損益を見るのではなく、長い目で見て投資を行うようにしましょう。
短期目線での投資は、損失が出た場合にその損失を取り返そうとして適切な投資判断ができなくなったり、自身の許容できる金額を超えての投資に発展しまいがちです。
投資においては長期的かつ、余剰資金での投資を心がけるようにしましょう。
暗号資産投資の可能性と今後の発展。
暗号資産投資は、これまで多くの法規制の受けておりその中で現在のように投資対象として徐々にその価値を高めてきました。
暗号資産の中には、スマートコントラクトという自動契約機能を備えたものや、独自のプラットフォーム上で分散型のアプリケーションを開発できるものなど様々な暗号資産が次々と登場しています。
そんな中で、分散型プラットフォームとしてスマートコントラクトの機能を有した暗号資産がそのシェアを大きく伸ばしています。
こうした分散型のプラットフォームの発展は、今後多くのユーザーが暗号資産市場に参加することに繋がります。
また、暗号資産市場は2030年時点で2020年の市場規模の3倍になるとも資産されており、今後はより多くの資金が暗号資産市場に流れ込み市場は盛り上がると言われています。
2020年時点で暗号資産市場はおおよそ15億ドル規模でしたが、2030年時点では50億ドル規模になることが見込まれています。
資金流入がある市場は、技術的な発展や実経済への影響力も大きいので、定期的に市場の確認を行なって経済の動向を確認するようにしましょう。
積立投資に対応している取引所
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- 月々1万円から積立可能
- 積立で安定した仮想通貨取引
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- 購入頻度は、毎日1回、毎週1回、毎月2回(1日と15日)、毎月1回の4パターンから選択
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