MIT発!Algorand(ALGO)の特徴と今後の将来性について解説!
今回は、アメリカの大学ランキング上位校であるMIT(マサチューセッツ工科大学)発祥の暗号資産プロジェクトである、「Algorand」について解説していきます。
Algorandは「FutureFi(金融の未来)」の実現を目指しており、既存の金融システムである、CeFi(集権型金融)とDeFi(分散型金融)の統合を目指しています。
今回は、そんなAlgorandについて詳しく解説していきます。
Algorand(アルゴランド)とは?
Algorand(アルゴランド)は、MITの教授であるSilvio Micali氏が開発したブロックチェーンを利用いた分散型プラットフォームです。
Silvio Micali氏は2012年に、計算機科学でのノーベル賞として有名なチューリング賞を受賞したことでも有名です。
Algorandでは、現役の科学者チームが先導してプロジェクトを進めていることもあり、世界中の大学や企業が参画しています。
また、Algorandでは「誰もが公平で真に国境のない経済の可能性を活用する機会を提供する」という理念を掲げており、世界的にオープンでパブリックなブロックチェーンプラットフォームを提供ですることを目的としています。
今後は、FutureFiの実現についても力を入れていくとの見通しを示しており、既存の金融と分散型金融を融合するための基盤として、Algorandはその活動の幅を広げています。
Algorandの特徴
Algorandの特徴についてここでは解説していきます。
主に、Algorandには以下の特徴があり、今後のプロジェクトの発展が期待されています。
- アメリカの有名大学MIT発
- 独自コンセンサスアルゴリズムPPoSを導入
- 複数SDKに対応
- トランザクション手数料が安い
Algorandは、アメリカの有名大学であるMIT発祥の暗号資産プロジェクトです。
プロジェクトには多くの優秀な科学者が携わっており、独自のコンセンサスアルゴリズムである、PPoSを導入することにより従来のブロックチェーンが抱えていたトリレンマ(三重苦)の問題を解決します。
ブロックチェーンにおけるトリレンマでは以下の特性のうち3つを同時に提供することはできず、1つについては諦めなければならないというものでしたが、AlgorandではPPoSの導入によりこの問題を解消しました。
- セキュリティ
- スケーラビリティ
- 分散化
他にも、AlgorandはSDKと呼ばれるブロックチェーン開発に必要な開発ツールに複数対応しており、Java,GO,Python,JavaScriptといった多くの開発者が利用する開発言語を利用して開発を行うことができます。
さらに、Algorandでは非常に安価な手数料設定がなされているため、イーサリアムなどの従来の暗号資産プラットフォームとして、非常に安価に暗号資産の取引を行うことができます。
公式動画
Algorandが活用されているプロジェクト
ここでは、Algorandを活用したプロジェクトについてご紹介します。
以下プロジェクトでは、Algorandのプラットフォームを活用してプロジェクトの開発を進めています。
これらのサービスは保険や証券、取引所といった金融関連のサービスだけに留まらず、dAppsと言われる分散型アプリケーションの開発サービスにまでAlgorandは利用されています。
今後はCBDCと言われる国家においての通貨のデジタル化にも、Algorandは利用される見通しもあるため、様々なシステム・サービスのプラットフォームとして今後更に利用されることが見込まれます。
公式動画
Algorandの将来性と今後の可能性
Algorandはトリレンマの問題の解決や、FutureFiの実現に向けての活動など多くの面で分散型プラットフォームとしての有用性が際立っています。
現在、他にも多くのプロジェクトが分散型プラットフォームとしての覇権争いを行っています。
しかし、他のどの分散型プラットフォームについても、2021年9月時点ではスケーラビリティ問題や、セキュリテイ問題などを抱えている状況であり、今後改善しなければならない問題が多く残っています。
この点、Algorandはトリレンマ問題の解決や、公平なパブリックネットワークの実現に向けての活動は他の追随を許さない状況と言っても過言ではありません。
今後、イーサリアムを始めとする分散型プラットフォームが広く普及していく中で、他のプラットフォームにはない多くの強みを持ったAlgorandの動向には注目が必要です。