世界初!セキュリティトークンでのSTOが行われたオンラインゲーム「Infinite Fleet(インフィニット・フリート)」とは?
Infinite Fleetは、「MMORTS」と呼ばれる従来からMMOゲームの「リアルタイムストラテジー」ゲームです。
今作では、人類の生存をかけて人々を艦隊を率いて戦うという趣旨のゲームとなっていて、数千人以上のプレイヤーが宇宙船の艦隊を指揮してゲームを行います。
ゲーム内では宇宙船などがNFTとして扱われており、購入・販売・使用することができます。
プレイ方式としてはPvE(Player vs Environment)が採用されており、プレイヤー同士が協力してコンピュータと対戦します。
Infinite Fleetは、ゲーム自体がブロックチェーン上に構築されているわけではありませんが、ゲーム内アイテムや通貨にブロックチェーンが使われています。
そのため、獲得したアイテムと通貨はゲームの外に資産として持ち出すことができるため、プレイヤーはゲームから得た価値をあらゆるものに置き換えることも可能です。
公式動画
独自ゲーム内トークン「INF」とは?
このゲームでは、ゲーム内通貨である「INF」トークンが発行されており、ゲームで利用されてる宇宙船やアイテムはINFを利用して購入することが可能です。
Infinite Fleetの開発会社であるPixeImatic社のCMOであるHope Fan氏は、INFについてはゲーム内での報酬としてのみ獲得できると発言しているため、INFを使ったトークンセールなどの資金調達やトークン提供は行わないとしています。
そのため、INFトークンに関してはプレイヤー間で独自の市場価値が見出されていくとされています。
今後は、ゲームのプレイヤーが増えるにつれてゲーム内で必要なINFトークンの価値は高騰することが見込まれるため、Play to Earnを狙ったユーザーの参戦が増えることも予想されます。
Infinite Fleetの資金調達とセキュリティトークン「EXO」
Infinite Fleetではゲーム内トークンの他にも、資金調達でもブロックチェーンを活用して資金を調達しています。
資金調達の際には「Exordium Limited」がセキュリティトークンの発行を行いました。
ゲームプロジェクトでセキュリティトークンを用いての資金調達は初めての試みで、今回はゲーム関連事業で初めてのSTO成功事例となりました。
この際に発行されたセキュリティトークンは「EXO」と呼ばれており、Bitcoinのサイドチェーンである「Liquid」上にプラットフォームを構える「Liquid Securities」というトークンプラットフォームでトークンの発行が行われました。
Infinite Fleetの初回のプライベートセールでは300万ドルのEXOが販売され、実際にプライベートセールが行われた際は24時間以内で完売するほどの人気を見せました。
今後、ゲームの一般公開と更なる資金調達・開発が進むInfinite Fleetは、初めてセキュリティトークンでの資金調達を行ったプロジェクトとして注目度を増していくのではないでしょうか。