DEX初心者必見!PancakeSwap(パンケーキスワップ)とその使い方について詳しく解説!
今回は、暗号資産取引所で最も勢いのあるDEX(分散型取引所)である「PancakeSwap」について詳しく解説します。
PancakeSwapはBinance Smart Chainを利用しているDEXであり、手数料の安さと取り扱っている暗号資産銘柄の多さから、多くのユーザーが好んで利用しています。
また、ファーミングやステーキングをすることで利用者は報酬を受け取ることが可能なことから、それを目的としてPancakeSwapのようなDEXを利用する人も最近では増えています。
今回は、PancakeSwapの特徴や機能・使い方について解説しますので、ぜひ以下の記事をご覧ください。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?
PancakeSwapは、Binance Smart Chainと呼ばれるブロックチェーンプラットフォームを利用したDEX(分散型取引所)です。
DEXはDecentralized Exchangeの略称で、ブロックチェーン(分散型台帳)の技術を利用して、ユーザー間で直接通貨の取引を行うことができます。
DEXでは、スマートコントラクトと呼ばれる仕組みを利用することで、運営管理者を解さずにシステム上のプロググラムが自動的に取引情報を処理してくれます。
PancakeSwapで利用しているBinance Smart ChainはEthereumと互換性があることから、PancakeSwapはEthereum上のDEXとして有名な「Uniswap」を基にして作られています。
そのため、Uniswapと同様の使いやすさを確保しながらも、Ethreumよりも手数料が安く、処理速度が早いため多くの利用者がPancakeSwapを好んで利用している現状があります。
PancakeSwapの特徴
PancakeSwapには以下の特徴があり、使いやすさと手数料の安さ・取扱い銘柄の多さから多くの利用者が好んで利用しています。
- 取扱い銘柄が豊富
- 取引手数料が安く処理が高速
- AMM(オートマーケットメイカー)形式を利用
- 本人確認が不要かつ(Metamask)を利用しての取引が可能
取扱い銘柄が豊富
PancakeSwapの特徴の一つとして、取扱い銘柄の多くがあげられます。
現時点(2021/11/30)での取扱い銘柄数は約600種類にもおよび、利用者は数多くのトークンの取引を行うことができます。
通常、BTCやETHはネットワークが違うため取引を行うことはできませんが、Binance Smart Chainでは「ペギーコイン」と呼ばれる、他のブロックチェーン上のトークンの価値が担保された代替トークンの取引が可能です。
そのため、PancakeSwapではBTCやETHなどの取引も行うことができ、ユーザーは非常に多くの銘柄を取引することができます。
また、PancakeSwapで取り扱っている銘柄はCoinMarketCapから確認することが可能です。
取引手数料が安く処理が高速
PancakeSwapでは、Binance Smart Chainを利用しているため、安価に暗号資産の取引を行うことが可能です。
現在多くのブロックチェーンプロジェクトで利用されているEthereumでは、スケーラビリティと呼ばれる問題から、利用者の多さにEthereumのネットワークの処理速度が追いついていないことが原因で、手数料が非常に高額になっています。
最近では、手数料が数万円以上することもあるため、利用者の悩みの種となっています。
しかし、Binance Smart Chainでは現状一回の取引に数十円の手数料しか発生せず、高速な取引が可能です。
AMM(オートマーケットメイカー)形式を利用
PancakeSwapでは、AMMと呼ばれる形式を採用しており、トークンを流動性プールに確保することでユーザーがスムーズに取引を行えるような仕組みになっています。
この方式では、利用者は自身が持っているトークンを流動性プールに預け入れることもでき、トークンを預けた利用者は報酬として「Cakeトークン」を受け取ることができます。
こうすることで、管理者がいないながらも高速かつ安定的に流動性を確保しながらトークンの取引を行える仕組みになっています。
本人確認が不要かつ(Metamask)を利用しての取引が可能
PancakeSwapは、自身の暗号資産ウォレットを接続することですぐに利用することができるため、本人確認不要で取引が可能です。
PancakeSwapでは、Metamaskを利用することでセキュリティを確保したまま安心して暗号資産の取引を行うことができます。
Farm(ファーム)とPool(プール)について
PancakeSwapではFarmとPoolを利用することで、利用者は報酬を得ることができます。
AMMを利用したDEXでは、利用者が流動性を提供するために通貨を預け入れるとその報酬として配当を受け取ることが可能です。
また、配当は年利換算で10%以上の配当を受け取ることも可能なので、利用者はこういった配当目的にPancakeSwapを利用していることも少なくありません。
今後の将来性について
PancakeSwapの今後についてですが、今後もさらに利用者が増えることが見込まれます。
多くのIDOが行われている昨今、IDO後の通貨の上場先として真っ先にPancakeSwapを指定するプロジェクトは多く存在します。
また、Binance Smart Chainをメインで利用しないプロジェクトであっても、利用者の多いBinance Smart Chainでトークンを売買に可能にしているプロジェクトも多く存在します。
こうしたプロジェクトは、プロジェクト自体はEthereum等の別基盤で作っていながらも、トークンをPancakeSwapに上場させることで利用者がトークンを購入しやすい環境を提供しています。
利用者の多いDEXにトークンを上場させることで、プロジェクトの認知を拡めるとともにトークンの取引量を増やすことが可能なためPancakeSwapを利用するプロジェクトも少なくありません。
今後益々、暗号資産業界は盛り上がりを見せることが予想されるため、その中心と言えるポジションを獲得しているPancakeSwapは更なる利用者増加が見込まれます。